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【フォニックスは意味ない?】幼児には不要?有害論の真相を深掘りします

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【フォニックスは意味ない?】幼児には不要?幼児への有害論を解説

今でこそ日本でもフォニックスに取り組む子供が増え、不要論は減ってきています。

実際に幼児へのフォニックスを反対する意見を見てみると、その多くが何年も前の内容がほとんどです。

ただ、やはりフォニックスは意味がないという不要論を目にすると、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、フォニックスの歴史や世界的な流れから反対派の3つの意見を順にひも解いていきます。

客観的な事実や内容をもとに深掘りしていくので安心してください。

個人的には、賛成と反対を0か100の極端な意見で決めるのはもったいないと感じています。

フォニックスってどういうもの?という方は、以下のフォニックスの基本も参考にしてください。

フォニックスとは?幼児へのメリット・デメリットを解説

フォニックスは偏った意見で考えるものではないことを知ってくださいね。

タップで読める目次

【フォニックスは意味ない?】幼児には不要?3つの有害論の真相

フォニックスに関する賛否両論

賛成派
反対派
  • カタカナ・ローマ字読みからの修正が不要
  • 英語の基礎を高める
  • 知らない単語の読み書きができるようになる
  • 例外があるから意味がない
  • ルールを覚えることが目的になり危険
  • 日本では指導できる教師が少ない

フォニックスには賛否両論あり、両者の主な意見として上記のものが挙げられます。

今でこそ日本でもフォニックスが必要だという考えが少しずつ広まり、フォニックスに取り組む幼児・小学生が増えてきましたが、不要論を目にすることがあるのも事実です。

果たして、日本人の幼児にとって本当に意味がなく価値のないものでしょうか?

フォニックスの最新の流れから、3つの反対意見を1つずつ見ていきましょう。

ちなみに、個人的には賛成VS反対の構図はもったいないと感じています。

1.フォニックスには例外がありすべてが当てはまらない

たしかにフォニックスには例外があり、すべてが当てはまるわけではありません。

フォニックスの音に当てはまる単語は全体の約75%と言われており、残りの単語は例外に当てはまります。

音を学んでもその音と異なる読みをするものです。

これらの例外をサイトワーズと呼び、実際に読んだり発音したりして覚えていきます。

ただ、例外があるからといって、ほかのすべてを意味がないと決めつけるのはもったいないと感じませんか?

裏を返せば、

フォニックスを知っていると、7割以上の単語を読めるようになるのです。

単語が読めないことで、英語が嫌いになってしまう子供が本当に多い日本。

例外があるからとフォニックス自体を否定するのが、いかにもったいないことか感じられるはずです。

2.ルールを覚えることが目的になって危険

この意見に関しては、2つの角度から見ていきましょう。

フォニックスを調べていると、よくフォニックスのルールというのを目にします。

実はフォニックスには主要なものが2つあり(アナリティックフォニックスとシンセティックフォニックス)、フォニックスのルールというと一般的にアナリティックフォニックスを指していることが多いです。

アナリティックフォニックスはフォニックスのルールを順に学び、単語に広げていくフォニックスの学習法。


世界的には、現在シンセティックフォニックスが幼児に推奨されています。

世界の色々な国での実験で、シンセティックフォニックスは幼児の読み書きのレベルを高めるのに効果的であると結論づけている(参照:en.wiki)

日本では英語教育の専門家でも、単語を知らない幼児には向かないとされるアナリティックフォニックスの知識で止まったまま反対の意見が出ている状況です。

もう1つ大事な点は、そもそもフォニックスの目的はフォニックスの習得ではないということです。

英語の基礎を高めることが、英語の習得へとつなげることがそもそものフォニックスの目的。

そのため、フォニックス自体(ここでいうルール)を目的とすることが間違えているのです。

シンセティックフォニックスであっても、フォニックスにとらわれすぎるとデメリットに繋がってしまいます。

あくまで、英語習得への道のりだということを覚えておいてくださいね。

3.日本ではしっかり指導できる教師が少ない

まさにその通りです。

学校でフォニックスを習わない現状を考えると指導できる教師が少ないことにもつながります。

ただ、「学校で習わないからフォニックスには意味がない」というのは極端な意見です。

今の現状ではフォニックスを学校で習うことができないため、しっかり教えられる教師がいるかどうかはフォニックスを学ぶか学ばないかの判断基準にはなりません。

オンライン英会話や市販テキスト・無料リソースで簡単にフォニックスを始めることができ、質の高い講師やテキストに出会える環境はたくさんあります。

せっかく何年も英語の授業があるのならフォニックスの導入で英語嫌いの子供が減ってほしいですが、日本の現状ではまだまだ各家庭からのアクションが必要です。


そもそもフォニックスを学ぶか学ばないかは、0か100で決めつける必要はありません。

もっと気軽にフォニックスを捉える考えや環境が広まってほしいと感じます。

今どうするか悩んでいる方は、1文字1音だけでも取り入れてみてくださいね。

幼児に推奨されているシンセティックフォニックスは、1文字1音の音(文字の名前とは異なる)から学習する方法です。

文字の音を学んだあともフォニックス学習は進みますが、最初の文字の音を知っているだけでも学校英語でのつまずきを減らすことができます。

カタカナ読み・ローマ字読みに慣れてしまう前に、文字の音だけでも取り入れてみてくださいね。

幼児フォニックスの始め方と教え方

【フォニックスは意味ない?】子供への不要論・まとめ

深掘りしていくと、極端な意見が多いことを感じてもらえたでしょうか。

しかも、この反対意見は古い内容で止まっていることが多いです。

個人的には賛成 VS 反対となることが、本当にもったいないと感じています。

フォニックス学習は、0か100・白か黒でないといけないということはありません。

もっと気軽に考え、必要な部分を優先的に取り入れていくことで、子供たちが将来の英語学習で戸惑うことを減らせます。

フォニックスを突き詰める深いところまで全員が学習する必要はなく、最初の文字の音を知っているだけでも単語の理解が大きく変わるはずです。

もちろん文字の音は、無料で学ぶことができます。

以下の記事で無料リソースでシンセティックフォニックスの音を学ぶ方法を解説しています。

フォニックスの始め方と教え方

カタカナ読み・ローマ字読みにつまずかないよう、文字の音だけでも幼児期に教えてあげてくださいね。

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