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【フォニックスとは?】幼児へのメリット・デメリットから進め方まで全て解説!

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フォニックスとは?幼児・子供のメリット・デメリットと2つのフォニックスを解説!

幼児のおうち英語を考えると、フォニックスという言葉を耳にします。

なんとなくフォニックスは必要だと聞くけど、本当のところフォニックスって何だろう?とよくわからない方も多いのが現状です。

\簡潔にまとめると/

フォニックスは文字と音をむすぶ学習法です。
文字と音との対応関係を知ることで、単語が読めるようになります。

フォニックスを通して英語に触れていくと、

  • 英語が楽しくなる
  • 自分から話したいという意欲を持つ
  • ローマ字読みからの修正が不要になる

など、いくつものプラス環境が生まれます。

この記事では、

フォニックスとは?という基礎から、幼児期に始めるメリット・デメリット、始め方までフォニックスの全容を解説します。

現状では、英語の習得に欠かせないフォニックスは学校で習うことができません。

子供がフォニックスを知るかどうかは、私たち親にしか選択できない英語習得へのきっかけになっています。

絶対的なフォニックス推奨論ではなく、上手な取り入れ方を知ってもらえると嬉しいです☆

気になるところへジャンプできるよ♪

タップで読める目次

フォニックスとは?英語の文字と音をつなぐ学習法

  • 英語の文字と音を結びつける
  • 英語の読み書きの基本

フォニックスとは、英語の文字と音を結びつける学習法です。

英語はアルファベット26文字で、42の音を出します。

文字と音との対応関係を習得するフォニックスは、話す・聞く・読む・書くの英語4技能を高めるための基本です。

フォニックスを直訳すると音声学。
英語のアルファベットは26文字それぞれに、名前と音があります。

文字と音を結びつけて、発音を習得していくのがフォニックス学習法です。

英語圏の幼児が読み書きを習得するために採用されている学習法で、英語習得には欠かせないものとなっています。

フォニックスを習得すると、初めての単語でも読み書きができるようになり、英語の楽しさを知ることにつながります。

単語が読めないことは、英語への苦手意識や英語嫌いにつながる大きな理由の1つです。

まさに、学生時代の私がそうでした・・・

知らない単語を読むことができない、発音がわからないということは、発音すること自体をためらう原因に。

間違っていたらどうしようと英語が話せなくなってしまう、発音するのが恥ずかしいと感じたことがある方も多いはずです。

私は別の言語を通じて語学に興味を持ちましたが、単語が読めずに英語が話せなくなる・苦手意識を持ってしまうことは本当にもったいないことだと感じています。

単語が読めるって、すごく楽しいことなんです♪

【なぜ幼児期からフォニックスが必要か?】メリット・デメリット

  • 幼児期からはメリットが多い
  • 注意点を知らないとデメリットになることがある

幼児期からのフォニックスをおすすめする大きな理由は、

カタカナ読み・ローマ字読みに慣れてしまう前にフォニックスを取り入れることで、後々の英語のつまずきを減らすためです。

カタカナ読み・ローマ字読みと、英語の音はまったく異なります。

そのため、間違えた音を覚える前にフォニックスを取り入れることが、子供の混乱を防ぐうえでも重要です。

もちろん、ローマ字を習ったからと言ってフォニックスを始めるのに遅いことはありません。

年代別に、異なるアプローチで習得可能です。

ただ、幼児のころに始めることで、子供の混乱や授業でのつまずきを減らすことにつながります。

幼児期からのフォニックスで、子供たちの負担が減らせるんだね。

フォニックスは音と文字をつなぐルールで、知らない単語の読み書きができるように進めていく英語習得の重要な過程。

日本人は英語を習うのに話せないとよく言われますが、単語が読めないというつまずきは本当に多いです。

フォニックスは賛成・反対と2択で考えられることが多いですが、偏った考えではなく、上手く取り入れることが本当に大事なポイントだと感じています。

では、幼児期からのメリット・デメリットをさらに見ていきましょう。

メリット

  • 知らない単語の読み書きができるようになる
  • 英語4技能を高める
  • カタカナ・ローマ字読みからの修正が不要

英単語をついローマ字読みしてしまうことはありませんか?

そもそもローマ字読み自体が英語とは異なるため、どう頑張っても単語が読めません。
ローマ字を知ってしまうと、この弊害が強く出ます。

カタカナ読みも同じような原理です。

カタカナ読み・ローマ字読みになじんでしまう前にフォニックスを取り入れることは、それだけで子供が迷うことなく自然と英語を吸収できる良い環境となります。

小学校・中学校での授業が始まると、単語が読めず英語嫌いになってしまう子も。

単語が読めないと、発音すること自体が恥ずかしくなり、

読めないから発音できない・発音できないから読みたくない…と、負のループへと入ってしまうのです。

英語嫌いは、単なる英語嫌いでは済まないのがこわいところ。
英語は、進学だけでなく、その後の就職・昇進まで目に見えて関わってくることが多いです。

1度苦手意識をもってしまうと、中学校ではほかの教科・部活や友人関係など多くのものが影響するため、取り戻すのはだんだん難しくなっていきます。

そのためにも、カタカナ読み・ローマ字読みに慣れる前の幼児期からフォニックスに触れておくことが重要。

単語を読むには、発音記号を覚えると良いのでは?と考えることがあるかもしれません。

ただ、発音記号に頼ると、膨大な量の記号を丸暗記する英語になってしまいます。

そもそも、初めての単語は辞書などで発音記号が記載されていないと読むことができません。


音から文字へとつなげるには、発音記号ではなくフォニックスが欠かせないのです。

種類の多い発音記号は、英語圏のネイティブでも読むことはできません。

幼児期に学ぶフォニックスがあれば、発音記号なしで英単語が読めるからです。

※大人のやり直し英語など、発音記号を理解することが近道になる場合もあります。

子供たちにとって、フォニックスを通じて知らない単語を読めるという喜びは小さな成功体験です。
自信の積み重ねとなり、自分から英語を話したいという気持ちを持てるようになります。

読む・書く・話す・聞くの英語4技能を高めるのに欠かせないのが、フォニックスです。

幼児期からのフォニックスが、子供の自信につながるよ☆

デメリット

  • 年齢により習得方法は異なる
  • フォニックスを目的としない

個人的には、幼児期にフォニックスを始めるデメリットはないと思っています。

やらないより、絶対にやった方が良いです。

ただ、完璧を求めたり、フォニックスを目的にしてしまったりすることは良くありません。

なぜなら、

  • フォニックスの目的はフォニックスの習得ではない
  • 単語の読み書き、英語の習得へとつなげることが重要

フォニックスを取り入れる目的はフォニックスを習得することではありません。

単語を読めるように・書けるようにというフォニックスの先につなげることが目的です。

フォニックスはあくまでも英語習得への近道。

それ自体を完ぺきに習得することが目的ではありません。

フォニックスにこだわりすぎてそこで止まってしまうのは危険。

よく言われるのが、フォニックスばかり集中的に学び、面白みを感じなくなってしまうこと。

これでは本末転倒です。

英語の楽しさを知るためのフォニックスで、英語にイヤなイメージを持たせてしまっては意味がありません。

ここで知ってもらいたいのは、極端な推奨論ではなく、上手く活用してほしいということです。

また、フォニックスを調べていると必ず出会うのがフォニックス有害論。

これもフォニックス絶対論と同じで、極端なものさしで判断しているものがほとんど。

フォニックスの進め方は開始時期により異なるため、その点を意識することも大切です。

フォニックスは、0か100…白か黒…みたいな世界ではないことを、当ブログで感じてもらえれば幸いです。

【2種類のフォニックス】幼児向けはシンセティックフォニックス

実は、フォニックスには有名な2つの学習法があります。

  • アナリティックフォニックス
  • シンセティックフォニックス

以前はアナリティックフォニックスが世界的に主流でした。

世界的に新しいメソッドとして使用されているのはシンセティックフォニックス。

日本では今も幼児向けの英語教室や市販されているフォニックス教材の多くで、アナリティックフォニックスを主体としています。

英語圏の幼児への取り組みでは、アナリティックフォニックスとシンセティックフォニックスによる読み書きの習得に差が生じる結果となりました。

2つのフォニックスには、習得までに必要な期間やルールを学んでいく順番に違いがあります。

どちらも、

  • 単語を読み書きできるようになる
  • 英語習得の4技能の基本となる

英語習得へとつながる方法ですが、そのアプローチ方法が異なります。

世界基準では、英語習得にはフォニックスが欠かせない学習法として推奨されています。

ただ、残念ながら、今のところ日本の英語教育ではフォニックスを学ぶことはできません。

新しい単語に出会っても困ることなく読めるという自信を持たせてあげられるのは、親である私たちだけです。

世界基準で重要だとされているフォニックスに触れるには、家庭からのアクションが必要になります。

次に、シンセティックフォニックスとアナリティックフォニックス、それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

シンセティックフォニックスとは?比較的新しいメソッド

  • 音を1つずつ学習
  • 音と音をくっつけて習得していく
  • フォニックス学習法の中では、比較的新しいメソッド

シンセティックフォニックスは、初めに文字の音を学習し、学んだ音と音を混ぜて単語の発音を理解していきます。

アルファベットの音を知り、音と音を混ぜ合わせて単語が読めるようになります。

単語を知らない幼児や子供には、シンセティックフォニックスを用いることが世界的な主流です。

 Since 2005, synthetic phonics has become the accepted method of teaching reading (by phonics instruction) in the United Kingdom and Australia.

(参照:en.wikipedia)

英語圏の幼児はシンセティックフォニックスで指導されるようになっており、フォニックスと言えばシンセティックフォニックスを指すことが多いです。

オックスフォード大学出版の公式サイトでも、フォニックスの説明としてシンセティックフォニックスを用いて解説されています。
(参照:oxford.owl)

シンセティックフォニックスを学習していくアプローチ法にも、種類があります。

シンセティックフォニックスで有名なジョリーフォニックス(Jolly phonics)や、海外拠点のオンライン英会話で用いられている方法です。

シンセティックフォニックスは、単語を知らない幼児にぴったりなんだね。

アナリティックフォニックスとは?単語の音を比較する以前からの方法

  • ABC・・・の音を順番に学習する
  • 単語から音を習得する
  • 基づくルールが多い
  • 最後に例外を学ぶ

アナリティックフォニックスは、以前から使用されているアプローチ法です。

アルファベット26文字の音と名前を学び、ルールを習得していきます。

同じ音を含む単語のセットで、共通の音を識別。
単語内の音を判別し、習得していく方法です。

様々な単語の音を比較していくため、ある程度の単語力がある方には有効なアプローチ法です。

現在、日本でフォニックスとして主流なのはアナリティックフォニックス。

幼児にはシンセティックフォニックスが推奨されていますが、まだ、日本ではシンセティックフォニックスが広まっているとは言えない状況です。

そのため、日本では幼児期からのフォニックスに疑問をもつ方がおられることも事実。

ただ、アナリティックフォニックスが悪いというわけではありません。

少し単語力があれば、アナリティックフォニックスの方が向いていることも。

どちらが良いではなく、フォニックスには2種類の進め方があるということを知ってほしいです。

フォニックスが2つあることを知っておいてくださいね。
始めるときに迷うことがなくなります♪

幼児向けフォニックスの進め方

フォニックスと聞くと「むずかしそう」「大変そう」と感じるかもしれませんが、心配ありません。

おうちで英語の歌を歌うような感覚で、簡単に始めることができます。

無料リソース・市販テキストですぐに始められる

今は教材も充実していて、無料で使えるものや市販教材も多く出回っています。

思い立ったときからすぐに始めることができるので、最初の1歩を踏み出しやすいのが大きなメリットです。

幼児に推奨されているシンセティックフォニックスの教材についてまとめています。

アルファベットを認識している小学生や大人のやり直し英語など、今までに英語に取り組んだことがある方はアナリティックフォニックスが合うことも。
アナリティックフォニックスの教材は別記事にて追記予定です。

シンセティックフォニックスの無料リソース

世界的にはすでにシンセティックフォニックスフォニックスが幼児への主流となっているため、英語のサイトや教材が多いです。

  • Letters and Sounds
  • Epic Phonics

Letters and Soundsは英国政府が作成したもので、無料で見ることができます。

ただ、すべて英語で書かれており日本語での解説はありません。

Letters and Soundsに沿って作成された多くの学習リソースがEpic Phonicsです。

幼児向けシンセティックフォニックスのおすすめ無料教材・フリー教材
(出典:EpicPhonics公式サイト

Epic Phonicsの無料ムービーは、上から5つめ(S,A,T,P,I,N Segmenting and Blending)以降はとくにシンセティックフォニックスの特徴がわかりやすくなっています。

無料リソースの多くは、市販テキストの補助のような役割としてワークシートやムービーなどを無料で公開しているものです。

そのため、カリキュラムのように進めることが難しく、内容を切り取っていることになります。

フォニックスを体系的に学べないことがデメリットですが、フォニックスを試してみるには無料リソースの活用はおすすめです。

フォニックスはこうやって進めるんだ!というイメージをつかむことができます。

難しい最初の1歩を、無料で気軽に試せるのが大きなメリットですね。

我が家のフォニックスも無料動画からスタートしました。

無料リソースで、フォニックスのイメージを知ることができます♪

シンセティックフォニックスのおすすめ市販テキスト

  • Jolly Phonics(ジョリーフォニックス)
  • Floppy’s Phonics
  • Read write Inc. Phonics

シンセティックフォニックスの進め方にもいくつかあり、最も有名なものがジョリーフォニックスです。

シンセティックフォニックスにジョリーフォニックス?で混乱しますが、ジョリーフォニックスという教材だと考えてくださいね。

Floppy’s Phonicsは、世界的に有名なオックスフォードリーディングツリーに含まれているフォニックス教材です。

Floppy’s PhonicsRead write Inc.Phonicsのテキストは、どちらも日本語の解説はありません。

日本でシンセティックフォニックスに取り組むなら、ジョリーフォニックスがおすすめ。

日本語での解説があるのは、ジョリーフォニックスのみ。

アクティビティやムービーなど無料リソースも公開されています。

無料リソースや市販テキストの実際の活用法は、「幼児向けフォニックスの始め方」で詳しく解説しました。

2歳の我が子はシンセティックフォニックスの発音が楽しかったようで、初めてのときから「sssss」というSの音を真似て遊んでいます。

子供の吸収力はすごい!
幼児期の興味関心を大事にしたいですね♪

オンライン英会話の活用

フォニックス教材を使用しておうちで始めるのが、最初の1歩としては取り組みやすい方法です。

それぞれのタイミングでオンライン英会話を活用することで、さらに英語の基礎を高めることができます。

もちろん、オンライン英会話でフォニックスを始めることも可能です。

ここが注意点

実は、フォニックスの目的はフォニックスの習得ではありません。

英語習得のための4技能(書く・話す・聞く・読む)の基礎を高めて、英語を習得するための道のりです。

英語で会話したり読んだりしていくなかで、フォニックスで得た音を利用して英語を習得していきます。

幼児のオンライン英会話では、

  • 英語でのコミュニケーションの楽しさ
  • 正しい発音

を知り、親だけでは補えないポイントを強化してくれます。

自分たちだけで、英語4技能を高めていくのはむずかしいですよね。

講師との英語でのコミュニケーションを通して、先生と話したいという自主的な気持ちが育っていくことも大切な点です。

最初は恥ずかしくて何も言えなかった子供が、回を重ねるとHelloが言えたり、Thank youが言えたりと小さな成長を積み重ねていることがわかります。

もちろん上手く進むときだけではありませんが、その姿を見られるのもオンライン英会話の利点です。

フォニックス自体はおうちでも始めることができるので、この記事にたどり着いてくれたことが何かのきっかけになると嬉しいです。

幼児向けのおすすめオンライン英会話を見る

英語で話したい♪子供が自主的に思ってくれると嬉しいですよね。

フォニックスとは?幼児期の学習メリットとデメリット・まとめ

フォニックスは、英語の文字と音を結びつける学習法です。

初めての単語でも読めるようになり、英語の楽しさを知るきっかけとなります。

無料リソースも多く、おうちですぐに始められるのも嬉しいですね。

幼児フォニックスの始め方を見る

\幼児期のフォニックス/

メリット
デメリット
  • カタカナ・ローマ字からの修正不要
  • 英語の授業でつまずきにくい
  • 知らない単語の読み書きができる
  • 年代別に習得方法が異なる
  • フォニックス自体を目的としない

カタカナ・ローマ字読みに慣れる前の幼児期からフォニックスを取り入れることで、子供たちの負担を減らすことができます。

フォニックスには2種類の主要なアプローチ法があり、単語を知らない幼児にはシンセティックフォニックスがおすすめです。

学習法と言っても、幼児期からの英語は「勉強べんきょう…」にならず、遊びとして取り入れられることも大きなポイント。

日本の現状では、世界基準で欠かせないフォニックスを知るには、家庭からのアクションが必要になります。

子供がカタカナやローマ字読みになじんでしまう前に、フォニックスに触れてみることがおすすめです。

フォニックスの始め方も参考にしてみてくださいね。

フォニックスは子供の自信にもつながります♪
自律的な英語を育ててあげたいですね。

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